「TOYAMAキラリ」 〜隈研吾が創り出した”知”と”美”の融合体〜 2019.02

富山市

さて、前回の記事でもお知らせしましたが、

私用により石川県・富山県へ出掛けてきました。

 

いくつかの地域を回ってみましたが、

北陸地方はどこを見渡してもデザインが身近にある素晴らしいマチだと感じます。

 

体の数と時間の兼ね合いから全ては回りきれませんでしたが、

数記事にわたっていくつかの建物をご紹介いたします。

 

TOYAMAキラリ(富山県富山市)

着工2013年5月
竣工2015年5月9日
建設主西町南地区市街地再開発組合
施工清水建設・佐藤工業JV
階数地下1階・地上10階
高さ57.21m
敷地面積4,414.67 m²
延床面積26,792.82 m²
容積率約607%

 

TOYAMAキラリは、富山市内随一の百貨店であった「富山大和」が

当地から近接の再開発ビルへ移転したことを受け、

市街地再開発事業によって建設された複合施設です。

 

富山市立図書館・富山市ガラス美術館・富山第一銀行本店が入居しています。

 

富山市で絶対見に行こうと心に決めていた場所です。

 

外観

 

 

富山県の主要産業である「ガラス」と「アルミニウム」が用いられたファサードとなっています。

 

この建物を設計した隈研吾氏が、

富山市内から望むことのできる「立山連峰」からインスピレーションを受け、

立山連峰の峰々の山肌のように、建物が輝いて見えるような工夫がなされています。

 

内観

 

 

ただただ圧倒されました…

この雄大さ、スケール感が立山連峰を想起させます。

 

富山市立図書館・富山市ガラス美術館が入居する低層部には、大きな吹き抜けが設けられています。

この吹き抜けは、上空から垂直方向ではなく斜めに通すことで、

日光が差し込んでくるような、まるで森の中にいるような雰囲気を作り出しています。

 

富山県産木材とガラスを多用し、また、あえて配管等をむき出しにすることで、

公共施設にありがちな「見えない部分」を徹底的に排除した開放感のある作りを特徴としています。

 

それぞれの施設を壁・フロアなどで区切るのではなく、

共存する形で整備されています。

 

 

この写真で見てみると、

私が撮影している付近が富山市ガラス美術館の展示室、

吹き抜けの向こう側が富山市立図書館の閲覧室となっています。

 

富山市立図書館の閲覧室の様子です。

 

 

 

天井高は高めに取られています。

 

 

上層階から見下ろしてみました。

建物をつなぐルーバーのみならず、床材にも木材が多用されています。

 

こちらが富山市ガラス美術館です。

 

 

なんと表現すればよいのでしょうか・・・

美術館というよりは、図書館の一角に展示室があるような印象です。

 

まとめ

 

TOYAMAキラリは建築雑誌で読んだこともあり存在は知っていたのですが、

実際に目にしてみると、その荘厳な作りにただただ圧倒し、衝撃を受けました。

 

建築に興味がある方であれば、行っておいてまず損はないと思います!

写真では伝えきれない部分も多いですが、稀に見る名建築でした。

 

TOYAMAキラリ
所在地〒930-0062 富山市西町5−1
入館料(美術館)大人:200円、高校生以下:無料
開館時間9:30〜18:00(金・土は20:00まで)


最後に・・・

かつて当地にあった旧大和百貨店の外壁に用いられていたレリーフです。

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