広島市中区本通の本通商店街で営業をしていた「広島アンデルセン」では,
2018年7月より「広島アンデルセン改装プロジェクト」と称して建て替え工事が進められています。
完成イメージ
出典:広島アンデルセン 2020年8月オープンに向けて建て替え工事着工|ANDERSEN GROUP – アンデルセングループ
解体された建物は旧三井銀行広島支店として1925年に建てられたもので,被爆建物の1つでした。
建物の持つ歴史的な価値などから,新しい建物の一部にこれまでの外壁が引き継がれることになっています。
現地に掲出されている建築計画の看板です。
現在判明している概要をまとめます。
広島アンデルセン
【建物概要】
着工 | 2019年2月1日 |
竣工予定 | 2020年6月末日 |
建設主 | 株式会社 アンデルセン・パン生活文化研究所 |
施工 | 大成建設 |
階数 | 地上5階 |
高さ | 25.50m |
敷地面積 | 1,525.46 m2 |
延床面積 | 3,424.78 m2 |
容積率 | 約225% |
これまでの建物よりも規模は抑えられるようです。
こちらのブログでこのプロジェクトを取り上げるのは初めてですが,
着工後およそ半年が経過した現在の状況をお伝えします。
まず,本通商店街から計画地全体です。
広島の目抜き通りである本通商店街,非常に多くの人々が行き交っていますね。
画像左端に伸びる道路に沿って移動します。
現在はクローラークレーンを用いて基礎工事が進められているようです。
仮設壁が高く,中の様子が伺えません。
画像奥に写るスーパー「ユアーズLIVI」に対面する道路へ進みます。
工事用出入口として広い間口が取られています。
中の様子は相変わらず伺い難いので,駐車場にお邪魔して・・・(ごめんなさい)
エレベーター内部から。これは期待できそうです!
屋上にお邪魔しました。
当プロジェクトの基礎工法には場所打ちコンクリート杭が取られています。
手前の作業スペースとなっている部分には,イベント等に用いられるポケットパークが整備されます。
拡大して詳しく見てみます。
ここから観察する限りだとコンクリートの打設は概ね完了し,地面から鉄筋カゴが顔を出している状況です。
建物の骨組みとなる配筋が行われていますが,これから躯体工事が行われていくものだとみられます。
一部では型枠も作られていますね。
新しい広島アンデルセンは来年7月に竣工し,同8月のオープン予定です。
東京オリンピックとほぼ同時期ですね!
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