大名古屋ビルヂング(愛知県名古屋市中村区名駅)は,
2015年10月に竣工したオフィス・商業施設の入居する高層ビルです。
大名古屋ビルヂング
【建物概要】
着工 | 2013年5月23日 |
竣工 | 2015年10月31日 |
建設主 | 三菱地所 |
施工 | 清水建設 |
階数 | 地上34階・地下4階 |
高さ | 174.7m |
敷地面積 | 9,155.56 m2 |
延床面積 | 147,871.79 m2 |
容積率 | 約1,615% |
このビルの前身,初代大名古屋ビルヂングは,
甚大な被害をもたらした昭和34年の伊勢湾台風からの復興を目指して建設されました。
そして建設からの間,初代ビルは約半世紀にわたって駅前のランドマークとして慣れ親まれていました。
当ビルを含む三菱地所系のビルは,かつてほとんどの正式名に「ビルヂング」表記を用いていましたが,
リニューアル・建て替え等において「ビルディング」に表記が改められるのが通例でした。
このビルも例外ではなく,建て替えに際し名称を「ビルヂング」から「ビルディング」に改められることが検討されました。
しかし,復興のシンボルでもあり,地元から愛着を持って親しまれてきたという背景から,
“大名古屋ビルヂング” の名前を残す ことがふさわしいと考えられ,旧建物の名称がそのまま継承されています。
ビル名称のサインにおいても,旧ビルのフォントがそのまま採用されています。
名鉄名古屋駅前から,建物全景です。
桜通側,名古屋ビルディング前から見上げてみました。
高層部はガラスカーテンウォールとなっていますが,不規則なファザードによって見応えが高められています。
地下街「ユニモール」と接続されている大名古屋ビルヂング”ダイナード”入り口です。
ここにも先代ビルのサインから踏襲されたフォントが用いられています。
また,低層部ファザードには,
2020年東京オリンピックもデザインされた野老朝雄氏による紋様があしらわれ,
アクセントとなっています。
最後に,夜の大名古屋ビルヂング全景です。
(撮影日 2018年2月20日)
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