みなさま,大変ご無沙汰しています。
さて,5月23日にわれわれが待ち望んでいた計画を日本郵便が発表しました!
JR広島駅南口に隣接する「広島東郵便局」を解体し,オフィスを主用途とした20階建ての高層ビルに建て替えるという,「広島駅南口計画(仮称)」の概要が明らかとなりました。
オフィスを中心とし,店舗・郵便局・駐車場等が設けられる予定となっています!
(日本経済新聞 5/24紙面)
完成イメージ
【建物概要】
着工 | 2019年秋頃? |
竣工 | 2022年秋頃 |
建設主 | 日本郵便株式会社 |
プロジェクトマネジメント | 日本郵政不動産株式会社 |
階数 | 地上20階 |
延床面積 | 約44,800 m² |
現地点で判明している諸元を表にしました。
(現在の広島東郵便局)
現状が現状なのでどのようなイメージを提示されても喜んでしまうのだろうな・・・とは思いますが,壁面緑化もなされ美しいビルになりそうですね!
なお,当計画にはプロジェクトマネジメンターとして「日本郵政不動産」が参画します。
これまでの日本郵便による開発案件では他社がマネジメントを行なっていましたが,グループ内に不動産に特化した子会社を設立することで,グループ全体において今後の収益の柱として不動産の開発事業が進められます。
日本郵政不動産は昨年9月に設立されたばかりの会社で,今回の不動産開発が第1号案件となります。
再開発中の広島東郵便局の機能は,県道を挟んだ福屋広島駅前店の7Fに設けられるそうです。
メディアによるとこちらの郵便局は9月開設予定とのことですので,10月頃から解体工事に着手されるものだと思います。
同時進行で広島駅ビルも生まれ変わる
2020年春頃からは,広島駅ビル「ASSE(アッセ)」の建て替えも予定されています。
こちらは2025年春の開業を目指しているので,隣接した場所で2件の再開発が同時進行していくことになりそうです!
おそらく,お互いのビルがペデストリアンデッキで接続されることになるでしょう。
広島東郵便局の具体的な再開発プランが発表されたことで,現段階での広島駅南口における再開発は一区切りとなります。
今回の開発のビル名称として,「JPタワー」や「JPビルディング」など様々な憶測が立っていますが,規模等を勘案すると後者になるのではと思います。(あくまで憶測です)
日本郵便が開発した案件で今回の計画とかなり規模が近いのが,埼玉県さいたま市の「大宮JPビルディング」です。
建物外観こそ違いはありますが,自走式駐車場がある点に加えて延床面積もかなり近い数値となっています。気になる方はGoogle先生に聞いてみてください。
最後に
今回の発表をもって広島駅南口における再開発は一区切りとなりますが,広島駅北口「エキキタ」ではJR西日本広島支社跡地の再開発も控えています。
これからの広島駅周辺には,郊外に流れた人々を取り戻すべき拠点性を備えたマチとなることを期待します!
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