広島駅自由通路が開通し,大きな工事はひと段落を迎えた広島駅ですが,
山陽新幹線開業以来ほとんどリニューアルされることのなかった新幹線コンコースの美装化(リニューアル)工事が行われています。
JR西日本はこの工事のコンセプトに,
・「のぞみ停車駅にふさわしいグレード確立」 ・在来線部分を含む駅全体のデザインの一体感 ・新幹線柵内は全館空調化 ・「さまざまなお客様ニーズに応える待合室空間」 ・旅行目的や滞在時間の違いにあわせた待合スペースを設置 (例:モバイルコーナー,キッズスペースなど) ・「待合室と店舗の併設による利便性向上」 ・待合室に隣接させた店舗を配置 ・クイックニーズ業態を充実 |
の3つを掲げています。
これまで全列車停車駅の中では唯一リニューアルの施されてこなかった駅なので,
より現代的なデザインとなってマチびらきを図ります。
(完成イメージ)
出典:JR西日本プレスリリース「広島駅新幹線柵内コンコースリニューアルについて」
さて,以前の記事でコンコース奥の天井があらわになったことをご紹介しましたが,
およそ2ヶ月が経過し完成へのイメージを大きく膨らませてくれる動きがあったのでご紹介します。
前回の記事でご紹介したエリアの写真です。
あれから柱の美装化も行われ,ますます洗練された印象をもたらしています。
美装化された柱の上部には各種案内が掲示されており,
以前の広島駅と比べてもより目的の場所が見つけやすくなりました。
案内サインにはJR西日本標準の様式が用いられ,
出口につながる案内には黄色を,それ以外には黒色を基調とした配色がなされています。
ここに関しては,先行して整備された広島橋上駅・自由通路と同一です。
この画像の中央部にも写っていますが・・・
床材の一部が張り替えられ,タイル敷きとなっています!
在来改札内コンコースや自由通路に用いられているものとはまた違い,
線模様の入った高級感あふれるものが採用されています。
・・・恐らくこれでしょう。
在来線ホームや地下コンコースはコストに優れるタイル風のモルタル舗装が施されていますが,
今回はやはり新幹線なので,手を抜かずにしっかりとリニューアルなされるようです。
天井リニューアルは今回完成した部分から改札側に作業が移り,
いよいよ全体完成までのカウントダウンが刻めますね。
今後の工事の流れですが,先行してリニューアルされた部分と同一であれば,
天井リニューアル完了
↓
各種サイン類設置
↓
柱部美装化
↓
床材リニューアル(塩ビ→タイル)
といった流れが見込めそうです。
この工事が完了すると,
いよいよ2012年頃まで,もとい改良工事起工前までの広島駅が
思い出せなくなりそうなほどの大変貌を遂げます。
まだまだ大変身していく広島駅に,これからも期待したいです!
コメント
広島駅の変化には目を見張るものがありますね。これで新幹線コンコースが終われば、オオトリの駅ビルアッセの建て替え、そして新幹線ホームもリニューアルして欲しいですね。
まさしさん
コメントありがとうございます。
駅ビルの建て替えは決定していますので、未確定事項は新幹線ホームのみですね。
新幹線ホーム上もリニューアルされたら申し分ないのですが、一体どうなるのでしょう・・・(~ ~;)