2012年から進められた広島駅改良工事は,JR西日本管内では最大規模となった橋上駅舎と南北自由通路が整備されひと段落しましたが,その他多くの箇所でなお現在も工事・計画が進められています。
一連の工事は,広島駅改良工事に続き高架下開発,さらには広島の顔である広島駅ビルの建て替えへと続き,まさに一大プロジェクトというべき物です。
・新幹線コンコースリニューアル
・広島駅ビル「ASSE」の建て替え
今回,
・駅構内商業施設「ekie」の整備 について,大本営から新たな発表がありましたのでご紹介します!
「ekie」は,2017年10月における南北自由通路の全面供用開始とともに第1期エリア「ザッカマルシェ」が開業し,
2018年3月 第2期「ekieダイニング」(新幹線高架下東側1階)
2018年9月 第3期「エキエバル・ekieおみやげ館・しま市場・しま商店」(新幹線高架下東側2階)
が相次いでオープンし,少しずつ規模を拡大してきました。
2019年10月には,かつて「広島駅新幹線名店街」があった新幹線高架下西側1階に,第4期「ekieキッチン」が開業することで,広島駅構内の商業施設がさらに規模を大きくし,グランドオープンを迎えることになります!
いよいよグランドオープンを迎えるekie(エキエ)
(画像出典)
ekie(エキエ)グランドオープン!!第4期として新たな食品エリア「ekie KITCHEN」2019年10月2日(水曜日)オープン - JR西日本ニュースリリース
2019年10月2日にグランドオープンを迎える第4期エリア「ekieキッチン」は,かねてより「通勤通学,旅行・出張,周辺居住のお客様向けの食料品ニーズにお応えする売場を展開予定」という展開ビジョンが公表されていましたが,このような形で具体的に概要が示されるのは今回が初めてです。
オープン予定のテナントはこちらです。
広島初出店3店舗を含む,計36店舗が開業します!
なかでも元祖タピオカカフェと呼ばれる「春水堂(チュンスイタン)」や,BAKEが展開するアップルパイ専門店「RINGO(リンゴ)」は注目を浴びそうです。
なお,広島の地元企業も17店舗とおよそ半数を占めていて,地域の玄関口としてのお店も備わっています。
また,テナントの多くは旧新幹線名店街にお店を構えていたものや南口の駅ビル「ASSE」に店舗を置くものなど,2020年3月末に建て替えのため閉館となる「ひろしま駅ビルASSE」の置換となるべく意識している構成のようです。
ekieの延べ床面積は駅ビル「ASSE」に匹敵するもので,規模の大きさを実感させられます。
現代に見合う駅として地域の独自性を出す意味でも素晴らしいエキナカとなりますが,少し気がかりなのが「大手チェーン店の不在」です。
ASSEの閉館に際し,地域住民が気軽に利用できる飲食店が皆無になります。
かつては北口にマクドナルドやすき家などといった大手チェーンの店舗がありましたが,今回の計画には全く盛り込まれていません。
日常的に利用する人も多い広島駅においては,このような店舗のニーズも非常に大きなものだと思いますが,いかがでしょうか・・・?
さて,エキナカの整備に関していよいよ本丸である「広島駅ビル」の建て替えを残すのみとなります。
これからも駅周辺のにぎわいと魅力がますます向上していくことを期待したいです!
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